明星研究会初! 2024年「真夏の清涼勉強会」終了しました
明星研究会事務局では、例年秋冬のシンポジウムを催しておりますが、 涼しい秋を待つ前に、今年から初めて真夏の企画を立ち上げます。
「真夏の清涼勉強会」と名付けました!
今回は、戦後の女性歌人による生き生きとした活動を丹念に検証した 濱田美枝子著『女人短歌』(書肆侃侃房)を、著者みづから語っていただきます。
タイトルは、
明治期に与謝野晶子が拓いた女性短歌の可能性を、戦後新たな形で展開させた「女人短歌」の人々の先進性とその意欲に、ぜひ注目していただきたいものです。
以下は著者の濱田美枝子さんからのメッセージです
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1949年4月、戦後の解放感と新たな時代精神を模索する女性歌人たちは「女人短歌会」を発足した。所属する短歌結社は別々で、まさに越境的な集団といえる。
同年9月には機関誌「女人短歌」を創刊した。創刊にあたり、若山喜志子、生方たつゑ、五島美代子、長澤美津ら18人の発起人が
趣意書「女人短歌設立の趣旨」を全国の女性歌人に向けて発信。
これに応じて、北海道から京阪神まで10か所で地方支部が設立するという大きな反響があった。
「女人短歌」を母体とする歌集の刊行も続いた。彼女たちの堅実な歩みは、歌壇において、自己表現を通じて自己実現を図れる場として、女性たちが主体となって男性たちをも巻き込んでフェミニズム史においても特筆すべきムーブメントを巻き起こした。
女性自身がまず実力を蓄えるという基本的な土台作りに取り組むことから始めて、内実を伴った女性歌人の活躍の場を確保していくことを目指したのである。この過程について述べたい。
また、草創期の歌人たちが掲げた宣言文が、途中で消えていったが、その意味について述べたい。そして、現代の女性歌人たちの現状との関連等について、最後に皆さんのご意見をぜひ伺いたい。
2024年8月3日〈 濱田美枝子 〉
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●プログラムとタイムテーブル
2024年8月17日(土)
15:00 司会者からの挨拶
15:05~16:30 濱田美枝子さんお話
16:30~17:00 質疑応答
●使用ツール● Zoom ●参加費●1,000 円 ●定員●100名〈先着順〉
●参加申し込み手順● 下記1から2へ進んでください
1.以下の口座に、参加費一人1千円、をお振り込み願います 三井住友銀行 下丸子支店 (普通)3897723 受取人名:AKIKO 2005 YEAR ダイヒヨウ マツダイラ メイコ |
2.お振込み後に、下記Googleフォームにアクセスし、必要事項を記入して送信。これにてお申し込みは完了します 16日夕方以降にZoomのアクセス先、資料をメールで送ります https://bit.ly/4dznfdm |
●ご注意●上の流れの1.銀行振り込みのあと、必ず2.のGoogleフォームにアクセスして必要事項をご記入後送信してください。でないと当日のZoomアクセス先情報が届きませんのでよろしくお願いいたします。
●締め切り● 8月16日(金)17:00 定員に達した場合は締め切りを早めます
●主催●明星研究会