第5回講演・シンポジウム 表現者たちの関東大震災(終了)

 今年3月11日に東日本を直撃した巨大地震と津波、そしてレベル7の原発事故。日本人は未曾有の被害に驚愕し、社会機構・エネルギー問題・人生観にまで揺さぶりをかけられました。この国難の只中で表現者たちは、今回の天災と人災を正面からとらえようとしています。
 翻って思い出されるのは関東大震災です。1923年(大正12)に関東一円を襲ったこの大災害では多数の死者を出しただけでなく、通信網が途絶え、流言蜚語が飛び交い、社会不安が人々を覆いました。そのとき表現に携わる者たちは何を見、何を考え、それをどう描いたか。これが今回のテーマです。
 今年で90周年を迎える文化学院もまた関東大震災により創立2年目にして全焼しました。創立者で建築家の西村伊作については今春、『きれいな風貌―西村伊作評伝』を上梓された作家・黒川創氏にお話をうかがいます。パネルディスカッションでは、外交官で作家のポール・クローデル、歌人の与謝野晶子、窪田空穂、画家の竹久夢二のそれぞれの大震災に焦点を当て、検証いたします。
 本年度も文化学院のご協力をえて開催できることになりました。多くの方々にご参加いただけることを期待しています。

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日時2011年12月4日(日)13時~17時 (12時30分開場)

場所文化学院 ホール階(13F) 東京都千代田区神田駿河台2-5
JR・御茶ノ水駅・御茶ノ水橋口 walk5 5分 または
東京メトロ丸の内線・御茶ノ水駅,千代田線・新御茶ノ水駅B1 walk56分

会費● 2,000円(資料代含む)学生1,000円(学生証提示)定員● 300人

内容
Ⅰ 13:00 挨拶 上村武志(文化学院理事長);平出 洸(平出修研究会主宰)
Ⅱ 13:15~14:05 講演 黒川 創(作家)
   「関東大震災と文化学院、西村伊作、与謝野夫妻」
Ⅲ 14:15~14:30 箏演奏 横山裕子
   「こだまでしょうか~晶子とみすゞの接点~」
Ⅳ 14:35~16:45 シンポジウム
   「関東大震災に表現者はどう向き合ったか」
   石川桂子(竹久夢二美術館学芸員)、内藤 明(歌人・早稲田大学教授)
   西川 恵(毎日新聞社専門編集委員)、松平盟子(歌人)
    司会:坂井修一(歌人・東京大学大学院教授)
Ⅴ 16:45~16:55 質疑応答
Ⅵ 16:55 挨拶 立花利根(文化学院元副校長)
Ⅶ 17:00 閉会挨拶
      総合司会:古川玲子

申し込み「明星研究会」事務局あて。
ネット上での受付は12月3日(土)まで(先着順)。
宛先メールアドレスはapply(at)myojo-k.net です。
申し込みの送信をされる際には、
(イ)上記アドレスの(at)を半角の@に変えてください。
(ロ)メールの件名は、「明星研究会申し込み」とご記入いただき、
(ハ)メールの本文に、お名前と連絡先住所をご記入ください。
(二)ご家族同伴の場合はご本人を含めた全体の人数も添えてください。
なお、当日は空席次第で会場でも直接受け付けます。

懇親会費● 5,000円(場所は当日お知らせいたします)

<主催> 明星研究会 <世話人>平出 洸 <後援>文化学院・毎日新聞社
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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