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2008年の催し(終了分)

2008 年 10 月 10 日 金曜日

与謝野晶子生誕130周年

<講演&シンポジウムのおしらせ>

晶子―

歌人として、教育者として、童話作家として

今年は与謝野晶子の生誕130年という節目に当たります。

晶子は、明治11年(1878年)12月7日、大阪堺の菓子舗「駿河屋」に三女として誕生。内気で読書の大好きだった少女は、やがて与謝野鉄幹と出会って激しい恋におち、東京に出奔、歌集『みだれ髪』が誕生したのは明治34年(1901年)8月でした。恋と性愛を大胆に詠んだ歌によって「やは肌の晶子」とも揶揄されますが、この歌集が文学の20世紀を開いたのは間違いありません。その後も『舞姫』『春泥集』など優れた詩歌集を出し続け、明治末年のパリ滞在は晶子に日本の相対化という視点を獲得させます。大正時代からは女性・社会・教育にかかわる夥しい評論、たくさんの童話、『源氏物語』などの古典評釈へと執筆の領域を拡げていきました。

大正10年(1921年)、紀州の西村伊作により東京御茶ノ水に文化学院が創立されます。晶子は夫・寛とともに教壇に立ち、子供は文化の豊かさ溢れる環境で自由と個性を重んじて教育されるべき、との理念を実践。11人の子供を生み育てる中で掴んだ理想的な教育でもあったのです。

生誕130年目の今年、晶子を歌人・教育者・童話作家という面から捉えてみたいと思います。文化学院にご協力していただけたことは、その意味で大変意義のあることではないでしょうか。 多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

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●日時● 2008年11月23日(日)13時30分~17時

(12時30分開場)

●場所● 文化学院 ホール階(13F) 地図はここをクリックしてください

・東京都千代田区神田駿河台2-5

・JR「御茶ノ水」駅御茶ノ水橋口より徒歩5分

東京メトロ丸の内線「御茶ノ水」駅・千代田線「新御茶ノ水」駅

B1出入り口より徒歩6分

●会費● 2,000円(資料代含む)  当日受付でお支払いいただきます

●定員● 300人

●プログラム●

Ⅰ 挨拶 平出 洸 (平出修研究会主宰)

Ⅱ 講演 逸見 久美 (元聖徳大学教授)

「文化学院を愛した与謝野夫妻」

Ⅲ 箏演奏 横山 裕子

「ことのねことのはうつくしのゆめ~箏で謳う与謝野晶子~」

Ⅳ シンポジウム

「晶子―歌人として、教育者として、童話作家として」

立花 利根 (文化学院副校長)

萩原 茂 (吉祥女子中学高等学校教諭)

松平 盟子 (歌人)            <50音順>

司会/内藤 明 (早稲田大学教授・歌人)

Ⅴ 挨拶 戸田 一雄 (文化学院校長)

【総合司会】西川 惠 (毎日新聞専門編集委員)

●申し込み●

「明星研究会」事務局あて

ネット上での受付は11月20日まで(先着順)。

なお、それ以後は23日当日、空席次第で会場で直接受け付けます。

あて先メールアドレスはapply(at)myojo-k.net
お申し込みの際は、上記のメールアドレスの(at)の部分を@に変えてください。
そして、メールの件名を 「明星研究会申し込み」 とご記入いただきまして、
お名前(氏名)と住所(都道府県および市町村まで)をご連絡ください。
<なお、当日の受付での整理の都合上、申し訳ありませんが、
「一般の方」 と 「文化学院関係者の方」 を便宜上分けて受付をいたしますので、
どちらであるか、その旨を明記してお申し込みくださると助かります。>

いただいた個人情報は、今回の催し以外、一切使用はいたしません。

<主催>明星研究会 <世話人>平出洸
<後援>文化学院、 フランス大使館