2015 年 2 月 のアーカイブ

第9回 与謝野寛・晶子を偲ぶ会 =終了=

2015 年 2 月 18 日 水曜日

  

翻訳詩集『海潮音』の栄光~詩に味わう西洋の香り

  
  「秋の日の ヴィオロンの ためいきの ……」。ヴェルレーヌの詩「落葉」は日本人に長く愛唱されてきました。昭和の落語家・三遊亭圓歌は、「山のあな、あな……」と、カール・ブッセの詩「山のあなた」を新作落語に用い人気を博してもいます。
  これらは明治の文学者・上田敏が翻訳した『海潮音』に収められたものですが、実は初出の大半は与謝野寛の雑誌「明星」に発表されたものでした。
  西洋が日本から限りなく遠かった近代、文藝を愛する人々は翻訳詩によって西洋の香りを味わい、またそれは長く日本人の心を潤してきました。上田敏の没後100年を来年に控え、あらためてその魅力と影響を考えてみたいと思います。
  
  恒例となりました「与謝野寛・晶子を偲ぶ会」は9回目を迎えます。寛の「冬柏忌」(3月26日)、晶子の「白桜忌」(5月29日)にちなむ春の催しです。
  参加を希望される方は、下記のメールアドレスまたは事務局あてに、電子メールかファクスでお申し込み下さい。

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●日時●2015年3月29日(日)
      開場:午後1時  開始:1時30分  終了:4時30分

●会場●武蔵野商工会議所・市民会議室
      東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-7
      武蔵野市立武蔵野商工会館4階
      交通:JR中央線吉祥寺駅下車・北口徒歩5分

●プログラム●                            総合司会:古川玲子
  第1部:ミニ講演
    「私のボードレール『悪の華』」   西川 恵(毎日新聞社 客員編集委員)
    「大岡信と谷川俊太郎は『海潮音』をどう読んだか?」
                  ジャニーン・バイチマン(大東文化大学名誉教授)
  第2部:対談「翻訳詩が開いた言葉と響き」
                  大田美和(歌人・中央大学教授) 松平盟子(歌人)

●参加費●1,000円 (資料代を含みます/お支払いは当日にお願いいたします)

●申し込み●「明星研究会」事務局あて。
  宛先メールアドレスはapply(at)myojo-k.net です。
   申し込みの送信をされる際には、
   (イ)上記アドレスの(at)を半角の @ に変えてください。
   (ロ)メールの件名は、「明星研究会申し込み」とご記入いただき、
   (ハ)メールの本文に、お名前と連絡先住所、電話番号をご記入ください。
   (二)ご家族同伴の場合はご本人を含めた全体の人数も添えてください。
   なお、当日は空席次第で会場でも直接受け付けます。

●定員●90名    ●主催●明星研究会
●協力●与謝野晶子倶楽部 国際啄木学会 木下杢太郎記念館 堺市 中央大学文学部