明星研究会 第14回<初のオンライン・イベント>終了しました
2020 年 11 月 2 日 月曜日「明星」創刊120年~ 鉄幹・晶子から野枝へ
例年、晩秋に開催しているシンポジウムは、新型コロナウイルス感染の終息が見込めないため、残念ながら中止とさせていただきます。
その代わり、初の試みとしてオンラインによるイベントをおこないます。
●日時● 2020年11月22日(日)16時00分~17時30分(15時50分に受付開始)
●参加方法● 明星研究会メーリングリスト&ホームページで告知します
こちらの申込フォームにメールアドレスと氏名を書いていただいて
申し込まれた方にZoomのアクセサ先情報をメールで送ります
●〆切● 11月18日(水)申し込まれた方にZoomのアクセサ先情報をメールで送ります
●使用ツール● Zoom ●参加費● 無料
●●内容●●
Ⅰ 16:00 挨拶
Ⅱ 16:05 ~16:35
【レクチャー】「〈明星〉創刊 ~ チャレンジャー鉄幹の力量」
松平盟子(歌人)
Ⅲ 16:40 ~17:00
【ブックレビュー】『村に火をつけ、白痴になれ―伊藤野枝伝』を読む
大沢優子(歌人) 古川玲子(明星研究会)
Ⅳ 17:05 ~17:30
【演劇レビュー】「ブルーストッキングの女たち」を語る
齋藤理恵子(劇団青年座演出家)
司会:前田宏
*終了後、休憩をはさみ17:40からオンライン懇親会を予定しています
詳細は後日お知らせします
*オンラインによる明星研究会の初イベントです
*ネット環境が整い、Zoomを利用できる方は遠慮なくお申し込みください
●●ちょっと詳しいお知らせ●●
■1
1900年4月、詩人・与謝野鉄幹は念願の文芸紙「明星」を創刊しました。
9月に雑誌に移行するまでの月刊新聞タブロイド版でしたが、鳳志よう
(のちの与謝野晶子)や山川登美子ら才能豊かな女性歌人が参加し、文芸界に
新鮮な息吹をもたらしました。
創刊からの半年間で存在感を示した「明星」。
自由を謳い、文芸至上の理想を追い、恋愛に近代の意味を見出した鉄幹。
「明星」主宰者にして編集者でもあった鉄幹の抜群のセンスと戦略について
松平盟子が語ります。
■2
今回はオンライン特別企画として、ブックレビューと演劇レビューの2つの
コーナーを設けました。
【ブックレビュー】
『村に火をつけ、白痴になれ―伊藤野枝伝』(栗原康著、岩波現代文庫)を
対象にします。
九州での不本意な結婚を解消し、創刊間もない女性だけの雑誌「青鞜」に
手紙を送り、平塚らいてうから上京を促されるや迷わず飛び出した伊藤野枝。
結婚制度や社会通念を習俗打破として打っちゃった野枝のアナーキーな人生と
キレッキレの評論について、大沢優子と古川玲子が対論します。
事前に本書をお読みいただけましたら、いっそうお楽しみいただけることでしょう。
【演劇レビュー】
今秋、東京芸術劇場で上演された劇団青年座「ブルーストッキングの女たち」。
関係者をお招きしてお話をうかがう予定です。
脚本は著名な劇作家・宮本研。
伊藤野枝を中心に描いた本作品には、平塚らいてう、神近市子、松井須磨子、
島村抱月、辻潤、大杉栄ら大正時代を疾走した桁外れの人々が登場します。
きらめく個性の持ち主たちは、舞台上でどう演じられ、その魅力を発揮して
くれたでしょうか。
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