第18回 明星研究会「与謝野寛・晶子を偲ぶ会」

2024 年 3 月 20 日


いま一番新しい「明星」approach~落合直文・石川啄木・吉井勇

 時代の変化に応じて、どんなジャンルも新たな羅針盤を求め、獲得しようとします。そのひそみに倣えば、かつて「明星」に集い、そこから巣立った歌人、詩人たちは皆、変貌激しい新時代への扉を言葉によって開こうとした人たちでした。

 そこで今回は、前半では若手・中堅の実力派として活躍中の歌人、研究者3人の皆さんに、落合直文・石川啄木・吉井勇への最新の見解を語っていただきます。昨年『落合直文の百首』を上梓した梶原さい子さん、新たな啄木研究への期待を担う塩谷昌弘さん、鮮度の高い短歌評論を展開する土岐友浩さんに、存分に語っていただきます。

 後半では3人の見解を踏まえて、明星系文学の21世紀における可能性と展望を、明星研究会の細川光洋と松平盟子が総括的に検討します。

 Zoomによるオンラインでの開催。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

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●日時● 2024年5月11日(土)13:30~16:30 (13:00に受付開始)
プログラム●
Ⅰ 13:30  挨拶
1335 1535 講演「新しく出会う、直文・啄木・勇」
  梶原さい子「落合直文 再発見」(歌人)
  塩谷昌弘 「啄木と俗謡―小説「葬列」のしらべ―」(盛岡大学准教授)
  土岐友浩 「吉井勇の幽玄」(歌人)
1545 1630 対談「次世代が照射するあらたな読み」
  細川光洋(静岡県立大学)  松平盟子(歌人)
Ⅳ 16:30 挨拶   ・終了後登壇者を含めた意見交換( 30分程度)を予定

使用ツール● Zoom   ●参加費●2,000 定員●100名〈先着順〉
●参加申し込み手順● 下記1から2へ進んでください

1.以下の口座に、参加費一人2千円、をお振り込み願います
三井住友銀行 下丸子支店
(普通)3897723
受取人名:AKIKO 2005 YEAR ダイヒヨウ マツダイラ メイコ
2.お振込み後に、下記Googleフォームにアクセスし、必要事項を記入して送信。これにてお申し込みは完了します
前日を目途にZoomのアクセス先、資料をメールで送ります
https://bit.ly/49M87bg

●締め切り● 5月9日(木)20:00  定員に達した場合は締め切りを早めます

●主催●明星研究会 ●協力●落合直文顕彰会 香美市立吉井勇記念館 国際啄木学会 日本現代詩歌文学館 与謝野晶子倶楽部

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第17回 明星研究会シンポジウム 関東大震災100年 終了

2023 年 10 月 3 日


関東大震災の衝撃 ~ 表現者が見たもの


関東圏に甚大な被害を及ぼした関東大震災から、今年でちょうど100年。多くの建物が倒壊し、道路は寸断、死傷者の殆どは火災によるものだったと検証されています。
被災した人々には、当然ながら文学者も含まれます。彼ら彼女らはこの稀有な体験をどのように受け止め、そこから何を学び、その後の文学活動はどのように展開したでしょうか。
今回は、関東大震災の衝撃が文学者にもたらしたものについて多角的に考えたいと思います。

本年、『震災日録―記憶を記録する』(岩波新書)『聞き書き・関東大震災』(亜紀書房)を上梓された作家の森まゆみさんには、「わが町の関東大震災―犀星も野上弥生子も芥川もいた」と題するお話をうかがいます。

第2部は、歌人による鼎談をおこないます。明星研究会から、松平盟子が「晶子の『瑠璃光』は有島武郎の死と関東大震災を抱き合わせた挽歌集」、前田宏が「大震災と歌壇の刷新─同人誌『日光』の誕生」、米川千嘉子が「大震災と岡本かの子『浴身』」をテーマとし、存分に語り合います。従来にない新たな見地を展望できれば幸いです。

遠方から視聴される皆さまにお応えすべく、今回もZoomにて開催いたします。参加を希望される皆さまは以下のサイトからお申し込み下さい。


●プログラム●
第1部 講演
「わが町の関東大震災―犀星も野上弥生子も芥川もいた」 森まゆみ(作家
第2部 鼎談
「歌人たちは大震災をどう詠み、何を考えたか? 晶子・白秋・夕暮・かの子
松平盟子(歌人) 前田宏(歌人) 米川千嘉子(歌人)
●日時● 2023年12月3日(日) 14時~16時30分
場所● Zoomオンラインで開催します
●申し込み手順● 下記1から2と進んでください

1.以下の口座に、参加費一人2千円、をお振り込み願います
三井住友銀行 下丸子支店
(普通)3897723
受取人名:AKIKO 2005 YEAR ダイヒヨウ マツダイラ メイコ
2.お振込み後に、下記にアクセスして必要事項を記入し送信していただいてお申し込みが完了します。前日を目途に当方からZoomのアクセス先をメールで送ります
https://bit.ly/3ZEktOk

申し込み〆切● 11月30日(木)15:00(定員100名)

●協力・後援●
落合直文顕彰会 日本現代詩歌文学館 秦野市教育委員会・前田夕暮記念室 与謝野晶子倶楽部 日本現代詩歌文学館 (shiikabun.jp) 今後順次追加してまいります

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第17回 明星研究会「与謝野寛・晶子を偲ぶ会」読書し、思索し、女性を語れ ~晶子の長く遠い闘い 終了

2023 年 1 月 13 日

 20代から60代に至るまで歌を詠み続けた与謝野晶子は、人生に20冊以上の歌集・詩歌集を刊行し、歌論書・注釈書も世に送りました。誰もが知る歌人晶子の輝かしい成果です。

 しかし同時に晶子が評論家の顔を持ち、30代から50代後半まで実に15冊もの評論感想集を世に送り出したことを知る人は、現代どれくらいいるでしょう。明治末年に西欧を歩き、帰国後は大正デモクラシーの風を背に受けながら女性の自立を説き、立ち遅れた教育に物申し、社会矛盾に異を唱える姿勢は、平塚らいてうや伊藤野枝らとはまた違う立場から、時代を筆で切り開こうとするものでした。

 昨年、松村由利子さんが上梓した『ジャーナリスト与謝野晶子』は、こうした晶子像を鮮明にする優れた著書といえるでしょう。今回の講演は松村さんにお願いしました。
 また『近代日本における私生活と政治 与謝野晶子と平塚らいてう』の著者で日本思想史研究者の小嶋翔さんと、『エリゼ宮の食卓』(サントリー学芸賞)など多数の著書をもつジャーナリストの西川恵さんの対談も大変楽しみです。

 多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

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●日時● 2023年3月25日(土)14:00~16:30 (13:55にZoom入室)
 
●参加方法● 以下のGoogleフォームからお願いします bit.ly/3H61Xa6
 
●締め切り● 3月23日(木)20:00  定員に達した場合は締め切りを早めます

申し込まれた方にZoomのアクセス先をメールで前日までにお送りします

使用ツール● Zoom   ●参加費● 無料  定員●100名〈先着順〉

プログラム●

14:00~14:05 開会挨拶 長谷川と茂古

14:05~15:00
 第一部 講演「与謝野晶子と大正デモクラシー」 松村由利子(歌人)
 
15:00~15:10 休憩
 
15:10 ~16:30
 第二部 対談「晶子とその時代~社会、思想、世界を思索する眼差し」
   小嶋翔(日本思想史研究者・吉野作造記念館主任研究員)
   西川恵(ジャーナリスト・毎日新聞社元外信部部長)
                司会:松平盟子(歌人)

16:30 閉会挨拶 松平盟子

     終了後質問コーナー(司会:松平)18時ころまで実施しました

●主催●明星研究会  

●共催●吉野作造記念館

第16回 明星研究会シンポジウム『童話と物語は子供たちへの贈り物~母・晶子の願いと祈り』与謝野晶子没後80年 終了

2022 年 9 月 29 日

  子沢山という言葉どおり、多くの子供に恵まれた与謝野晶子は、生涯に13人の子供を産み、11人を育てました。満年齢でいえば23歳から40歳まで妊娠と出産を繰り返し体験したのです。その時期に多くの仕事を成し遂げたことを考え合わせると、なんとも凄まじいエネルギーの持ち主であったと感嘆せざるを得ません。

  その晶子が、幼年向けの童話や少女向けの物語を書いたことは、案外知られていません。『おとぎばなし少年少女』(明治43)、『八つの夜』(大正3)、『うねうね川』(大正4)など。もちろん、子供を詠んだ歌や詩もたくさん残しています。

  いわゆる〈童話作家〉の呼称を与えられなかった晶子ですが、多くの子供を持つことで知った深い愛、成長への喜び、人知れず味わった悲哀は、多くの作品の中に脈打っているように感じられます。子供たちの存在が晶子に与えたものの意味、その作品に秘められた思いについて、今あらためて考えてみたいと思います。

●プログラム●

第1部 講演「児童文学史からみる晶子作品」
                    佐藤宗子(千葉大学名誉教授・児童文学者)
                      *童話朗読「金魚のお使い」「八つの夜」
                                         (古谷円)

第2部 対談「子どもへの眼差し、少女への情愛」
                    松平盟子(歌人) 細川光洋(静岡県立大学)
                                  *資料朗読(大沢優子)

●日時● 2022年11月27日(日) 14時~16時30分

●場所● Zoomオンラインで開催します

●参加申込● 以下のサイトから事前にお申し込み下さい

定員100名・先着順 https://forms.gle/3B3tXxsXHitjx8wL6

●申込〆切● 11月25日(金)20:00

定員100名に達した場合は〆切を早めますのでご了解ください

申し込まれた方にZoomのアクセス先をメールで送ります

第16回明星研究会「与謝野寛・晶子を偲ぶ会」終了(与謝野晶子倶楽部共催)『みだれ髪』から『白桜集』まで、歌の大河を語り合う~晶子没後八〇年

2022 年 1 月 20 日

 与謝野晶子を偲ぶ大きな区切りを迎えた今年です。その名を世に轟かせた『みだれ髪』から遺歌集『白桜集』まで、生涯に詠み残された歌数は2万首とも、時に5万首とも語られますが、晶子短歌の全貌もまたその魅力も語り尽くされてはいません。
 そこで今回は晶子の生地、大阪・堺市の与謝野倶楽部との共催により、オンラインならではの地域を超えた企画を考えました。「利晶の杜 与謝野晶子記念館」のご協力を得て、現地の雰囲気も味わっていただきます。
 さらに、現在第一線で活躍する若手中堅の歌人たちに、晶子短歌を自由に、深く、多角的に語り合っていただきます。 多くの皆さまにご参加いただけますよう念じております。

●プログラム●

第一部 いま『白桜集』に迫る―堺市・与謝野晶子記念館から

   ●「『白桜集』は寛への鎮魂の書であった」
      太田登(天理大学名誉教授・与謝野晶子倶楽部会長)

   ●「随筆『故郷と父母』から晶子の思いを読み解く」
      矢内一磨(与謝野晶子記念館学芸員)

   ●「『白桜集』の名歌を堺の言葉で朗読する」勺禰子(歌人)

第二部 私が出会った晶子短歌

   大森静佳、染野太朗、山木礼子、司会・米川千壽子

●日時● 4月3日(日) 14時から16時30分

●場所● Zoomオンラインで開催

●参加申込●  Googleフォームで、以下からお願いいたします。
   定員300名で先着順
https://bit.ly/3nCtTIc

●申込〆切● 4月2日(土)20:00

定員300名に達した場合は〆切を早めますのでご了承ください

申し込まれた方にZoomのアクセス先をメールで前日までにお送りいたします

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第15回 明星研究会シンポジウム 『みだれ髪』120年 終了しました

2021 年 10 月 14 日

晶子の恋歌が放った光と力~森鴎外と吉井勇の『みだれ髪』

恋の詩歌を読みたい。時代にふさわしい恋の詩歌を。近代には近代の新しい恋があり、それをみずみずしく表した言葉を誰か見つけてほしい。それを読みたい、抱きしめたい。

――文学を愛する者たちは日清戦争で勝利を収めて以後、一種の時代的高揚感のうちにまだ見ぬそれを求めるようになります。その夢を最初に叶えたのが島崎藤村の詩集『若菜集』(明治30年)、次いで薄田泣菫の詩集『暮笛集』(明治32)でした。

二人の詩人の言葉に酔った晶子はやがて与謝野鉄幹と出逢い、1年後には『みだれ髪』を世に送り出します。20世紀初年(明治34年)夏に刊行の『みだれ髪』は、まさに読者に待たれていた歌集だったといえるでしょう。痛罵も浴びせられましたが、喝采の拍手はさらに大きく、多くの読者のうちには森鷗外、吉井勇もいました。

『みだれ髪』120年に当たる今年、あらためてその魅力を考え、晶子、鷗外、勇の関わりに光を当てたいと思います。

●プログラム●

第1部 吉井勇と森鷗外訳『即興詩人』  細川光洋(静岡県立大学教授)

第2部 『みだれ髪』の晶子と鷗外、その深く豊かな交わり

                 坂井修一(歌人) 松平盟子(歌人)

日時● 11月27日(土) 14時から16時30分

場所Zoomオンラインで開催します

●参加申込● 以下のサイトから事前にお申し込み下さい 定員100名で先着順となります

https://forms.gle/hXQ1ZZQLUvT8s1Hg9

申込〆切● 11月26日(金)20:00

定員100名に達した場合は〆切を早めますのでご了承ください

申し込まれた方にZoomのアクセス先をメールで送ります

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第15回 与謝野寛・晶子を偲ぶ会 終了

2021 年 3 月 3 日

なんたって恋! とっても恋!~『みだれ髪』120年

『みだれ髪』は時代の呼び声に促され、そして熱望された歌集だった。晶子短歌の原点には、美術界のうねりや翻訳文学の隆盛が大きく関わっていました。今回はそのあたりにスポットを当て、『みだれ髪』の新たな魅力を考えてみます。

パリ万博が開かれた1900年4月、与謝野鉄幹は雑誌「明星」を創刊。パリ万博に出展される美術品は、前年秋に黒田清輝らを中心とする「白馬会」展覧会で披露され、彫刻では高村光雲の作品も選ばれました。息子の光太郎が「明星」創刊ほどなく同人となったことは、鉄幹にとって無意味だったとは思われません。

西洋からもたらされた〈芸術〉という概念がようやく日本に根付いた時代、〈恋愛〉もまた同様の新しさで文学者、詩人たちの心を捉えていました。鉄幹はこれまでにない文芸雑誌を創るために、恋愛をまとった詩歌を必要とし、それを彩る西洋的な美を求めたのではないでしょうか。鉄幹、晶子、登美子をめぐる恋のトライアングルから登美子が消え、晶子の上京によって成就するドラマティックな恋物語は、その直前に「文壇照魔鏡事件」という手痛い代償を払いはしましたが、それを上回る豊かな実りとしての歌集『みだれ髪』を生みました。旧派和歌の軛を逃れ羽ばたいた晶子短歌の鮮烈さとは、フランス絵画の外光派とアールヌーヴォー、翻訳を通して知った西洋的なるものへの憧れを吸収して、20世紀初年の1901年を華やかに彩ったのでした。

コロナはまだ終息しそうもありません。昨年秋の明星研究会オンライン・イベントに引き続き、今年の第15回「与謝野寛・晶子を偲ぶ会」もZoomで開催します。

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●日時● 2021年3月27日(土曜)15時00分~17時00分 (14時50分に受付開始)

●参加方法●

こちらの申込フォームにメールアドレスと氏名を書いていただいて
申し込まれた方にZoomのアクセサ先情報をメールで送ります

こちらの申込フォーム(クリックすると出てきます)にメールアドレスと氏名を書いていただいてお申し込み下さい 明星研究会MLでも告知いたします

●〆切● 3月26日(土)24:00  申し込まれた方にZoomへのアクセス情報をメールで送ります

使用ツール Zoom ●参加費● 無料

●プログラム●

Ⅰ 15:00  挨拶

Ⅱ 15:05 ~16:05

講演「晶子の恋は、 ~詩歌と美術と翻訳のマリアージュ」

松平盟子(歌人)

Ⅲ 16:15~17:00 質問コーナー

司会:米川千壽子(歌人)


<主催> 明星研究会

<協力> 与謝野晶子倶楽部 国際啄木学会

明星研究会 第14回<初のオンライン・イベント>終了しました

2020 年 11 月 2 日

「明星」創刊120年~ 鉄幹・晶子から野枝へ

例年、晩秋に開催しているシンポジウムは、新型コロナウイルス感染の終息が見込めないため、残念ながら中止とさせていただきます。
その代わり、初の試みとしてオンラインによるイベントをおこないます。

●日時● 2020年11月22日(日)16時00分~17時30分(15時50分に受付開始)

●参加方法● 明星研究会メーリングリスト&ホームページで告知します
こちらの申込フォームにメールアドレスと氏名を書いていただいて
申し込まれた方にZoomのアクセサ先情報をメールで送ります

●〆切● 11月18日(水)申し込まれた方にZoomのアクセサ先情報をメールで送ります

●参加方法● 明星研究会メーリングリスト&ホームページで告知します
こちらの申込フォームにメールアドレスと氏名を書いていただいて
申し込まれた方にZoomのアクセサ先情報をメールで送ります
●〆切● 11月15日(日)申し込まれた方にZoomのアクセサ先情報をメールで送ります
●使用ツール● Zoom    ●参加費● 無料

●使用ツール● Zoom    ●参加費● 無料

●●内容●●

Ⅰ 16:00  挨拶

Ⅱ 16:05 ~16:35
【レクチャー】「〈明星〉創刊 ~ チャレンジャー鉄幹の力量」
松平盟子(歌人)

Ⅲ 16:40 ~17:00
【ブックレビュー】『村に火をつけ、白痴になれ―伊藤野枝伝』を読む
大沢優子(歌人)  古川玲子(明星研究会)

Ⅳ 17:05 ~17:30
【演劇レビュー】「ブルーストッキングの女たち」を語る
齋藤理恵子(劇団青年座演出家)

司会:前田宏


*終了後、休憩をはさみ17:40からオンライン懇親会を予定しています
詳細は後日お知らせします

*オンラインによる明星研究会の初イベントです
*ネット環境が整い、Zoomを利用できる方は遠慮なくお申し込みください


●●ちょっと詳しいお知らせ●●

■1
1900年4月、詩人・与謝野鉄幹は念願の文芸紙「明星」を創刊しました。
9月に雑誌に移行するまでの月刊新聞タブロイド版でしたが、鳳志よう
(のちの与謝野晶子)や山川登美子ら才能豊かな女性歌人が参加し、文芸界に
新鮮な息吹をもたらしました。
創刊からの半年間で存在感を示した「明星」。
自由を謳い、文芸至上の理想を追い、恋愛に近代の意味を見出した鉄幹。
「明星」主宰者にして編集者でもあった鉄幹の抜群のセンスと戦略について
松平盟子が語ります。

■2
今回はオンライン特別企画として、ブックレビューと演劇レビューの2つの
コーナーを設けました。

【ブックレビュー】
『村に火をつけ、白痴になれ―伊藤野枝伝』(栗原康著、岩波現代文庫)を
対象にします。
九州での不本意な結婚を解消し、創刊間もない女性だけの雑誌「青鞜」に
手紙を送り、平塚らいてうから上京を促されるや迷わず飛び出した伊藤野枝。
結婚制度や社会通念を習俗打破として打っちゃった野枝のアナーキーな人生と
キレッキレの評論について、大沢優子と古川玲子が対論します。
事前に本書をお読みいただけましたら、いっそうお楽しみいただけることでしょう。

【演劇レビュー】
今秋、東京芸術劇場で上演された劇団青年座「ブルーストッキングの女たち」。
関係者をお招きしてお話をうかがう予定です。
脚本は著名な劇作家・宮本研。
伊藤野枝を中心に描いた本作品には、平塚らいてう、神近市子、松井須磨子、
島村抱月、辻潤、大杉栄ら大正時代を疾走した桁外れの人々が登場します。
きらめく個性の持ち主たちは、舞台上でどう演じられ、その魅力を発揮して
くれたでしょうか。



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第14回 与謝野寛・晶子を偲ぶ会 中止いたします

2020 年 2 月 9 日
みなさま
準備を重ね、いよいよ1か月後に迫った「与謝野寛・晶子を偲ぶ会」
ですが、残念なお知らせをせねばなりません。
すでにご存じの通り、新型コロナウイルスが日本の各地で広がりをみせ、
いまだ終息の兆しがありません。
さまざまなイベントが中止・延期となり、大学入試にまで影響が及んだのも
メディアで報道される通りです。
明星研究会事務局では討議を重ね、多くの方にお集まりいただくこと、
会場キャンセルの期限もギリギリであることから、
このたび「与謝野寛・晶子を偲ぶ会」の中止決定をいたしました。
11月下旬には、例年開催しているシンポジウムを開催する予定です。
春の偲ぶ会の内容を含めた少しボリュームあるものにしたいと思います。
詳細は未定ですが、どうぞご理解のほど宜しくお願い致します。
また、春の「与謝野寛・晶子を偲ぶ会」に代わる、小さな勉強会を
初夏から夏にかけて出来ないか検討してみます。
「明星」創刊120年という、記念すべき今年。
なんとか気分を高め、記憶に残る1年にしたいものです。
=明星研究会事務局

みなさま

準備を重ね、「与謝野寛・晶子を偲ぶ会」ですが、

残念なお知らせをせねばなりません。

すでにご存じの通り、新型コロナウイルスが日本の各地で広がりをみせ、

いまだ終息の兆しがありません。

さまざまなイベントが中止・延期となり、大学入試にまで影響が及んだのも

メディアで報道される通りです。

明星研究会事務局では討議を重ね、多くの方にお集まりいただくことなどから、

「与謝野寛・晶子を偲ぶ会」の中止決定をいたしました。

11月下旬には、例年開催しているシンポジウムを開催する予定です。

春の偲ぶ会の内容を含めた少しボリュームあるものにしたいと思います。

詳細は未定ですが、どうぞご理解のほど宜しくお願い致します。

「明星」創刊120年という、記念すべき今年。

なんとか気分を高め、記憶に残る1年にしたいものです。

=明星研究会事務局

——–(以下は記録のため残します)———-

明治浪漫主義の鮮やかなる狼煙「明星」創刊120

誰もが知る与謝野鉄幹と晶子との恋愛。そして文芸美術誌「明星」を舞台に花開いた明治浪漫主義。その発端は、遡ること120年前の1900年(明治33)4月、タブロイド紙「明星」創刊によるものでした。すでに詩歌集『東西南北』により詩壇で名を挙げていた鉄幹は、時代を読むジャーナリスティックな才覚と編集者としての才能を発揮して、文学を愛好する青年たちを「明星」に引き寄せます。晶子、山川登美子、高村光太郎、平出修、平野万里、石川啄木らは皆そうした人々でした。また森鷗外ら優れた文学者の協力を得て誌面を活性化し、鉄幹は文芸の新時代に打って出ました。
文芸誌衰退が嘆かれる現代、鉄幹の吹き起こした清新な風を検証してみます。
多くの皆さまのご来場を心よりお待ちしています。

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●日時●202020日(金・祝日

開場:午後1時  開始:1時30分  終了:4時30分

●会場 武蔵野商工会議所・市民会議室

東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-7
武蔵野市立武蔵野商工会館4階
交通:JR中央線吉祥寺駅下車・北口徒歩5分

●プログラム● 総合司会:古谷 円

第1部:ミニ講演「『明星』を支えた二人を語る」
「平出修は鉄幹の何に惹かれたか」平出 洸
(明星研究会世話人・平出修研究会主宰)
「森鷗外の文化戦略と与謝野鉄幹」 坂井修一(歌人)

第2部:対談「鉄幹と晶子、恋愛パワーの発信力~『明星』創刊の意味を問う
加藤孝男(歌人・東海学園大学教授) VS 松平盟子(歌人)

●参加費●1,500円(資料代を含みます/お支払いは当日にお願いいたします)
●申し込み●氏名・連絡先(電話)を添え、メールかFAXでお申し込み下さい。
メールかFAXの場合は、二日前の3月18日までにお申し込みください。
当日受付も可能です。

メールアドレス:apply@myojo-k.net   FAX:0463-84-5313(古谷方)
●懇親会●4,000円 (当日受付でお申し込みください)
定員●90名  主催●明星研究会
●後援●落合直文顕彰会・軽井沢美術文化学院・国際啄木学会・日本現代詩歌文学館
●協力●伊東市立木下杢太郎記念館・小浜市山川登美子記念館・香美市立吉井勇記念館・文京区立森鷗外記念館・与謝野晶子倶楽部

第13回 明星研究会 シンポジウム <終了>

2019 年 10 月 4 日

「明治の恋」~すべては『みだれ髪』から始まった!

 1901年6月、堺の鳳志ようは奔騰する恋に促されて上京し、与謝野鉄幹のもとで歌集『みだれ髪』を編みます。刊行は8月。ここに歌人・与謝野晶子は誕生し、絢爛たる恋歌は多くの青年たちの心を震わせるとともに、明治浪漫主義を一気に押し上げます。
 晶子の恋歌は表現においてそれ以前をどう一新し、青年たちに何を与えたのでしょう。20世紀初年に登場した『みだれ髪』は、恋を表す言葉としてどう時代に機能したのでしょう。晶子に先んじる樋口一葉、のちに晶子の夫となる詩歌の旗手・鉄幹、恋と歌のライバル山川登美子、人妻との恋愛により人生の激変した北原白秋……。彼らの作品を通して明らかにします。
 来春は「明星」創刊120年。その前夜の晶子を考える集いでもあります。

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●日時● 2019年11月30日(土)13時40分~16時40分 (13時15分 開場)
●場所● 日比谷コンベンションホール
(千代田区日比谷公園1番4号【旧・都立日比谷図書館B1】 電話03-3502-3340
東京メトロ丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」B2・C3出口より徒歩約5分 )
●会費● 2,000円(資料代含む) 学生1,000円(学生証提示) ●定員●先着200人

内容●
Ⅰ 13:40  開会挨拶
Ⅱ 13:45 ~14:45
第1部 対談「鉄幹と晶子 ~陶酔から現実へ
    内藤明(歌人・早稲田大学教授) 松平盟子(歌人)
Ⅲ 14:45 ~15:00  ―休憩―
Ⅳ 15:00 ~16:40
第2部 鼎談「恋はどう歌われたか ~一葉・晶子・登美子・白秋
    米川千嘉子(歌人) 古谷円(歌人) 渡英子(歌人)
Ⅴ 16:40 閉会挨拶 平出 洸(平出修研究会主宰)
                      総合司会:横山裕子

●申し込み●「明星研究会」事務局あて。
ネット上での受付は11月29日(金)まで(先着順)。
宛先メールアドレスはapply(at)myojo-k.net です。
申し込みの送信をされる際には、
(イ)上記アドレスの(at)を半角の @ に変えてください。
(ロ)メールの件名は、「明星研究会申し込み」とご記入いただき、
(ハ)メールの本文に、お名前と連絡先住所、電話番号をご記入ください。
(二)ご家族ご友人同伴の場合はご本人を含めた全体の人数も添えてください。
なお、当日は空席次第で会場でも直接受け付けます。

●懇親会●会場・会費は当日お知らせいたします。

<主催> 明星研究会 http://www.myojo-k.net/

<協力>与謝野晶子倶楽部 伊東市立木下杢太郎記念館
<後援>落合直文顕彰会 軽井沢美術文化学院 国際啄木学会 日本現代詩歌文学館

日比谷図書文化館(旧・都立日比谷図書館)への行き方はここをクリック

日比谷コンベンションホールはそこの地下一階です

・東京メトロ丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」 B2・C3出口より 徒歩約5分
・都営地下鉄 三田線「内幸町駅」 A7出口より 徒歩約3分
・東京メトロ千代田線・日比谷線「日比谷駅」 A14出口より 徒歩約5分
・JR「新橋駅」日比谷口より 徒歩約10分

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